ブラックゴールドというのは、金に比べて暗いというだけで黒々していませんし、ブラックロジウム、ブラックルテニウムなど、一見黒っぽくてこれはいったい何の素材ですかと聞きたくなるような暗いトーンの金属というのがあります。
チタンでも、ブラックコーティングをしなくとも、頑固な暗い限りなくダークなグレーというダークレインボーのリングというのも開発されました。
いろいろと、作り手もなんとか新しい試みで、新鮮な驚きを追求したくなるものです。昔の日本では伝統的に
黒がね、あかがね、こがねなどと金属を呼んでいました。黒がねは鉄をさし、赤がねは銅、こがねは金色のゴールドです。
鉄はさびるとオレンジのような色になりますが、黒さびという腐食から鉄を守るコーティングもあります。黒い錆の一種でも、表面にこれ以上鉄の腐食を進めさせない、食い止める役割、南部鉄瓶なども黒さびです。